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2006年04月01日

後日談:カーディナル304M

 むしろネタ不足のところ、助かってるくらいですが (^~^;)ゞ。

 以前、カーディナル304Mについて、

 ①ローターベアリングのフタを固定するボルト3本のうち1本が、頭を舐め切った状態で中途半端に放置されていた。
 ②オシレートギヤとスライダーの間に1.5mm程の大きな隙間があり、不規則にデカいノイズが発生してヤバい。

 ――と書きました。すでにハンドルが回転しない個体をナチュラムさんに交換してもらっていたため、再度の交換は求めず、自分で調整しました。



 後日談です。 

 この件については、PFJのオーナー登録はがきの通信欄に記入して送っていました。ついでにボルト1本送ってくださいとも書いてみました。――すると、

 ①「部品につきましてはABU取扱店にてご注文をお願いいたします。No.1092844は50円(税別)です。お手数ですがよろしくお願い申し上げます。」
 ②「オシレートギヤとスライダーが直接接触しない設計にあえてしているとのことです。」

 ――とご回答をいただきました。わざわざ有り難うございました。ちゃんと通信欄、読んでくれてるんですねぇ(感心)。


 ①そうですよねぇ。ネジの1本や2本舐めてるぐらい、舶来物の「常識」ってヤツですよね。実はすでに店頭で注文し、納品の連絡もいただいています。でも取りに行ってない・・・忘れてた(汗)。
 ②・・・(汗)。じゃあ、もっと宣伝すればいかがでしょうか?  



2006年03月23日

ABU Cardinal 33のラインローラー

 33の(もちろん)復刻版です。


◆「問題」の所在

 ラインローラーにはベアリングが入っておらず、「その代わり」というべきか、パイプ状の樹脂製ブッシュが入っています。このためにラインローラーが回転せず、糸が撚れるという評判があるようです。

 指先でつついてみても、たしかにあまり動きませんが、ラインを通して引っ張るとローラーはちゃんと回転します。「回転しない」という評判の理由を考えながら調整してみました。


◆現状

 太くて丈夫なベールに蓄えられた強いバネ力と、ハンドルの回転でベールを返さなければならない構造が相俟って、このリールのラインローラーナットは現代風のリールよりも緩みやすくなっていると思います。
 ――なので、ナットを締め込むわけですが、そうするとナットが弛んでいた状態に比べて、ローラーが回転しにくくなったように見えます。要するにローラーの回転を損したような気になるかもしれません。でも幸か不幸か、このナットは特殊な形状になっており、アブレンチかそれに代わる工具を自作しないと締め込めないようになっています。まさか、ローラーの回転を良くするため、このナットをユーザーに締め込ませないようにしようと考えたわけではないでしょうが、アブレンチは絶版だそうです。

 しかし、ベールの部品から出ているローラー軸の長さは、ローラー&ブッシュより微妙に長く造られており、回転のためのクリアランスはちゃんと確保されています。デフォルトで支障はありません。ナットを締め込んでも、ローラーはちゃんと回転します。
 もっと回転を良くしたいのであれば、異なる方法――たとえば、ローラーに溝を掘るなどして、表面の摩擦を大きくしてラインを滑らせないことが有効だと思われます。でも失敗しそうでイヤです。そこで、気休めかもしれませんが、よりローラーが回りやすくなりそうな調整を考えてみました。


◆対策(気休め)

 必要ないかも(汗)。

 【A ラインローラーとブッシュの厚さを薄くする。】
 両方を薄くすることが理想的です。ローラーだけを薄くして、ブッシュとの間で回転させやすくするという考え方もアリだと思います。

 【B ブッシュと台座の間にワッシャーを入れる。】
 極めて細かい作業になりますが、いつでもデフォルトに復帰可能です。
 説明が難しい・・・(汗)。
 このラインローラーブッシュの内径と外径に等しい、薄いワッシャーを造ることはかなり困難です。つまり、とても小さくて細い輪っかを自作しなければならないからです。
 ローラーの軸の太さは二段階になっており、ブッシュの内径に合わせた太さから、もう一段細くなった部分があります。この太さに自作ワッシャーの内径を合わせます。元になるワッシャーの外径はブッシュの外径に合わったものを選びます。


ウィルコの2.2×4×0.3mmのワッシャーの内径を丸ヤスリで拡大

 これを組み込むと、ローラーが若干上下するのが大きくなり、ローラーも少~しですが、回転が良くなったように見えます。でも、実際に糸撚れ防止効果がどれほど上がるかは実験でもしないとわかりません(汗)。


◆最後に

 上で書いた調整は不要でも、弛み止め材の塗布は必須だと思います。あとはアブレンチの復刻をPFJに要求してください。  



2006年03月09日

舶来物の「常識」その5

 ABU503ALBは9BBにもかかわらず、ピニオン後部が金属ボディで直受けです。
 今回、ここにブッシュを入れてみようと思います。

 手持ちの展開図には、実際にはないブッシュのパーツが掲載されています。憶測に過ぎませんが、どうもボディの該当部分は、元々ブッシュを入れるべく考えられていたように思えます。その名残でしょうか、ブッシュのフランジが収まるような溝が設けてあります。たとえば、金型を造ったはいいが、ピニオン後部が入る穴の寸法について、ブッシュの厚さを考慮し忘れたのか、コストが合わなくなってブッシュを入れるのを途中で止めたか・・・謎でございます。


ここに直受け?


 ホントは、ボディの穴を少し拡大し、フランジ付きのパイプ状のブッシュを差し込むのが王道ですし、寸法にも余裕があるので十分に可能です。しかし後戻りできない改造です。一応、未使用のリールなので、今回はパス。ピニオンの歯とボディが接触する面だけに効くブッシュで我慢しておくことにしました。


輪を切り欠いた部分にマスターギヤの歯が通る


 ブッシュは内径5.3mm×外径10mm×厚さ2mmのジュラゴンワッシャーから削り出しました。結構薄くしないとローターの回転を妨げるようです。こんな加工は面倒なので、ワッシャーを入れるだけでいいんじゃないか、とも思っていたのですが、ワッシャーが回転するとマスターギヤの歯に干渉してしまいます。

 巻き心地は・・・あまり変わりません(汗)。グリスの濁りがマシになるかどうかで、効果が判ることでしょう。  



2006年03月03日

舶来物の「常識」その4

 ABU503ALBの後日談です。

 パーツがなかなか入荷しないという連絡と同時に、紛失したと思っていたピニオンギヤ後ろのブッシュが最初から存在しなかったことが判明しました。展開図が間違っていたんですな。


>舶来物の「常識」その2
>ピニオンの後ろにはブッシュが入っていますが、紛失してしまいましたので(汗)、パーツを注文しました。



 ピニオン後部という、さほど力が掛からない箇所とはいえ、金属ボディでギヤを直受けということになります。(今更)部品一つのことでめくじらをたてることはないでしょうが、展開図を訂正しないと不当表示になるよ。

 9BBなのに・・・妙な設計です。実用機・普及機で納得できるものは本当に少ないです。この点、リョービ(ック)はかなりイイ線いってると思うのですけれど。


【すぐ追記】
 部品が全て揃っ(てい)たので、シマノのグリスに換えて組み直しました。悲惨だった304Mとは違い、さすがに金属ボディの剛性感がありますし、オシレート関係のノイズも少なそうです。どうやらいじらずに使えそうで、意外に好印象。そういえば、バス釣りで愛用していたマミヤのエイペックスもピニオン後部は金属ボディで直受けでしたが、知らずに(気にならずに)使ってました。まぁそんなもんか?
 最近、DやSばかりだとお嘆きの貴方、そしてBB入りベールの感触を味わいたい物好きな貴兄に。

【さらにすぐ追記】
 ベールを返すキックレバーが内側に出過ぎているか、ローターが後ろ過ぎるのか、巻いているとバンパーに干渉することがあります。ローターとローターベアリングの間に、デフォルト状態ですでに0.5mm程度のワッシャーが2枚も入っていましたが、さらに0.3mm程度を1枚追加してローターを前に出し、干渉を回避させました。このくらい、可愛いもんさ?  



2006年02月13日

未練の調整

 ABUカーディナル304M。
 301Mは良かったのに、ちょっと、いただけません。とてもガッカリしたのですが、あくまでも私が入手した個体の話です。



◆症状

1)オシレートスライダーとオシレートギヤのピンが「カタカタ…」と、ハッキリした音・振動を発生させる。

2)早巻きや逆巻きをした後、突如「ビィーイィーイィーー…」という、ギヤとボディの接触音が発生する。


 これらは回転を軽くしようと、デフォルトの重いグリスを除去しなければ起きなかった(判らなかった)問題ですから、ユーザーの責任かもしれません。しかし、デフォルトで使う気には到底ならなかったので仕方ありません。



◆問題箇所

 オシレートギヤとオシレートスライダーの間に1.5mm程の隙間が空いています。ひょっとしてワザとなのか?「摩擦抵抗ゼロの超フローティングカム・オシレートを採用!」とか(笑)。


下手くそなイメージ図


 オシレートギヤは、ボディにボルトで半固定されており、さらにマスターギヤの2ndギヤと噛んでいます。しかしそれでも、スライダーが上から抑えてくれないと回転軸が傾くことがあります。実際、ギヤ裏の外縁部がボディに接触して黒くなっているのが判ります。


ほれ、この通り


 上記の隙間はさらに、オシレートギヤのピンの先っぽだけでオシレートスライダーを動かし、スプールを上下させ、その負荷を受けていることを意味します。スライダーの運動自体も不安定になりますし、スライダーとピンが傷つきやすくなり、「カタカタ…」の原因を作り出していると考えられます。


S字溝の下(写真では上)側だけが摩耗




◆改善策

 オシレートギヤをオシレートスライダーに接する高さまで持ち上げてやれば良い。

 ボディとオシレートギヤの間にワッシャーを入れれば良いのですが、ベアリングの動きを妨害しないような寸法にしなければなりません。ボディにはそのような配慮がちゃんと施されています。したがって、内径と外径の差が小さいシムワッシャーが必要です。調べてみると、ラジコンやミニ四駆用のものが良さそうですが、手元にはありませんでした。

 そこで、すごくテキトーですが・・・


MOTTAINAI?


 ベアリングをオープンタイプにするときに取り外したカバーと留め金を捨てずに取ってあったので、これらを使ってオシレートギヤを底上げすることにしました。ベアリングのサイズは覚えてませんが、2種類です。こりゃピッタリじゃありませんか (=´∇`=)。
→ まだ接触音がすることがあるので、もう少しオシレートギヤを持ち上げるか、あるいはボディ側を削っても良いかもしれません。


 おまけに、もう1つ。スライダーの「溝掃除」をしました。コンパウンドと固めたティッシュでS字の溝を強引に磨いて滑らかにします。亜鉛合金は柔らかいので、割と簡単にきれいになります。この辺りの懐の広さというか、テキトーな扱いを許してくれるのが、カム式の良さといえるでしょうか。



◆気にしなくていい?

 マスターギヤとスライダーの距離が全然ありません。スライダーとメインシャフトを固定するネジ頭に出来るバリにマスターギヤの歯が接触することもあるみたいです。これはスライダーの前後運動に傾きが生じるためだと考えられますが、修正困難です。せめて、ネジをしっかり締め、バリを削ったほか、マスターギヤ左のBBをきっちり押し込みました。


ホントにギリギリ:カム式はみんなこう?




◆帰国の途に

 ハッキリいって、ひどい出来でしたが、どうにかルアー釣りにも使えそうな位まで回復させました ┐('~`;)┌ モウツカレタマシタ・・・。今、望郷の念というか、無性に日本メーカーの(生産管理による)リールが恋しいです
(;´_ヘ;)ホロリ。なんだか海外旅行の帰路のよう。  続きを読む



2006年02月07日

舶来物の「常識」その3

◆核心2




ローター周り


【左上】
・ポリアセタール製のパーツ。304Mにも入ってました。ベールアームの取り付けはタップネジですが、ブラス製のブッシュで補強と摩擦の低減を一挙両得で実現しています。ここは相変わらず素晴らしい (=´∇`=)。
・左下に鉛のバランサーが。ラインローラーがデカいし、2BB(後述)なので回転バランスに苦労したのか?

【右上】
・アームカムのキックレバーが二重間接に(!)。この辺りの懲り方はステラ以上といえましょう。

【左下】
・こんなところにもベアリングが④。ここまでされると、ベールの返りもすごく上品な感じに思えてきます。しかし、ここまで必要かな?
・バランサーが剥き出しでわかりやすい(笑)。

【右下】
・なんとラインローラーは2BBでした⑤⑥。ステラみたい?しかも"oversized line roller"。デカくて重い。だからなのか、回転の慣性は大きく、どことなくシマノ98系に似た感じ。



◆「・・・」なところ




ここはちょっと…の各所


【左】
・メンテ穴が空いてません (;´д` ) 。自分で開けたろかな。
・プロテクターで見えない部分ですが、塗装がタレて変に厚くなってます。剥がれそう。

【右】
・オシレートスライダーはきわどい設計。メインシャフトが入る穴がS字の溝に貫通しています。オシレートギヤのピンが干渉することはなさそうなので、問題ないっちゃあないんですが・・・やはり気持ちが悪い。



◆もうちょっとなんとかして

 やはり金属ボディのおかげなのか、ギヤの稼働は300系よりスムーズな気がします。力入りまくりのベールもスゴいです。
 しかし・・・。初期ロットのせいかもしれませんが(言い訳にならんと思うが)、キズや塗装、寸法の狂い(?)、そして相変わらずのバリの混入など、ツメの甘さが随所に見受けられます。それに"advanced oschillation"て、なんやねん?ってことです。なにか違うのかナー???
 BBは、上記の他にローター下に1個⑦、たぶんハンドルノブに1個⑧。あれ?1個足りない ヽ(´~`;)ウーン。ひょっとして、ハンドルノブに2個も入ってるのかな?


◆ついでに

 個人的には、この手のカーディナルでは、300Mか301Mをオススメします。しかし300M系の中番手…私のは304Mですが、薦められません。
 ついでに書いときます。
 最初に手元に送られてきた個体は、共回りネジがボディに干渉してハンドルが回らず、交換してもらいました(大汗)。さらに交換品も分解してみると、バカになったネジ穴が1箇所、完全にネジ頭を舐め切って中途半端に放置されたものが1箇所 ゛(`ヘ´#)。そしてデフォルトのグリスはクソ重たいからと、いつものようにシマノ製に代えると、S字カムの4箇所の頂点でカタカタ・・・鳴るのがハッキリ判るようになってしまいました(みゆきザンスさん (^o^)ゞ ドモ)。この個体だけかもしれないけど、ルアー釣りに使うのは厳しいレベルです。こうなったら、503ALBのパーツ取り用か、餌釣り-ノーメンテの使い捨てやね。

 この手のABUについては、残念ながら「常識」はかなり正しいようです。リールの世話は好きな方ですが、さすがにお腹いっぱい。  



2006年02月04日

舶来物の「常識」その2

◆核心1




すぐバラす:舶来物の「常識」


【左上】
・パーツ構成は300Mシリーズとあまり変わりません (# ̄3 ̄) 。この不満はお門違いだけど。ベアリングはローラーベアリングを入れて5個しか写ってません。あと5個もどこに?

【右上】
・メインのギヤ類。シャフト支持している300M系とはスライダーの外形が異なります(S字は同じ)。あとは同じかな?前モデルの500シリーズについても、展開図が手に入らないのでよくわかりません。

【左下】
・マスターギヤの左右とオシレートギヤにベアリング①②③。最近、ここさえ備わっていれば…という気持ちになってきました。どうも油が抜けてきたというか(謎)。
・ピニオンの後ろにはブッシュが入っていますが、紛失してしまいましたので(汗)、パーツを注文しました。

【右下】
・核心部分。スライダーは、基本的にボディとカバーで挟み込まれることで支持されています。上部のみ金属プレートでボディ側に抑えつけられています。シャフト+金属プレートでスライダーを支持していた300M系の方が凝ってます (;´д` ) 。ただ、金属ボディの503ALBは剛性が高いので、シャフトまでは不要と考えたのでしょう。実際、変なガタつきなどは感じません。


 【その3に続く】  



2006年02月01日

舶来物の「常識」その1

 ABU カーディナル503ALB。
 アルミボディ・500シリーズの後継。301Mが結構良かったので買ってみました。ナチュラムでも一時販売していたようですが、現在は「品切れ」。舶来物は自分の目と手で選ぶべきという「常識」があるようですが、品薄では仕方ありません。キ○ス○ー○○ス・O店の通販で買っときました。



アブガルシア カーディナル 503ALB(リンクはありません)
●自重:282g●ギア比:5.1:1●巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転):71●ボール/ローラーベアリング:9/1●ラインキャパシティ:3.0号-130m、4.0号-95m●スペアスプール付き●【輸入代理店発行保証カード付属】



 主な関心は、"advanced oschillation"(アブガルシアHP)。301Mのシャフト支持されたスライド機構は良いものでしたが、いかなる「進歩」が?それと、むやみにベアリングが入ってるようです(9BB/1RB)。どこに入れてくれたんですんやろか?



◆おいおい

 確かに舶来物にありそうなことかもしれませんが、スプールに少々研磨しても消えない深め目のキズ。やっぱり気分悪い。お店に確認すると、アブの初期ロットはそんなもんなので、我慢できなければ返金しますと。いわく、入荷した7個のうち6個を検品でハジき、生き残った1台を私に送ってくれたそうです。話は信じますが、同時注文のランヤードがリールの箱に同梱されていたことも書いときましょ。

 舶来物は自分の目と手で選ばないと…という「常識」は、商品(≠製品)の洗練度が低いことを示すものだと思います。小売店も購入者もよってたかって鍛えてやらんと(エラそうでアレですが)。



◆98アルテグラ風(?)

 薄くてコンパクトなボディ。アブガルシアHPの写真はモノトーンっぽくて判りませんが、カラーは「シャンパンゴールド」。シマノ・98アルテグラに似たスタイル・カラー。そのせいか、スプールを除くと300M系の方が高級そうにも…(汗)。そもそもアルテグラの方がカーディナルより高価なわけで、おかしいんですが。

 スプールは穴が違うものの、300M系と大体同じみたい。
 メーカー/販売サイドは、どうしてスプール径を表示しないのでしょうか?503ALBの方は直径44cmでシマノの現行2500番サイズと同じ。ちなみに304Mは46mmで、シマノ98系4000番と同じです。

【すぐ追記】ハンドル1回転分の糸巻き量とギヤ比から、およその計算ができますが、メーカーごとに基準が違う気もします。あと、304Mと503ALBはスプールの互換性がありそうです。

 スプールエッジはアルミ色で粗野にも思えますが、傷ついてラインが引っ掛かってしまうとき、遠慮無く磨けます。悪いけど偽チタン-金色のアルマイトは貧乏くさい。どうせなら赤とか青とか、別の色でして欲しい。さらにいうと、ジルコニア製リングは確かに丈夫ですが、チタンコーティング×ステンレスのリングも結構キズがつくように思います。


 【その2に続く】  



2006年01月23日

アボセットC1000

 アブガルシアのカーディナルC300シリーズ(1つ旧型)と中身が基本的に同じだそうです。新型の301Mが非常に好調なので、旧型の機構に興味が沸きました。「ABU」と同じ機構ということで、それなりの信頼性が期待されるところですが・・・。


ミッチェル アボセット AV-C1000
ミッチェル アボセット AV-C1000


 非対称ボディの個性的なルックスやスプールの脱着が特徴。中国製・激安でもミッチェル。この辺り、日本メーカーには(出せ)ない感覚。このハンドルノブは人差し指一本で回せます(大御所の受け売りね)。余計なことですが、上位機種の「G」よりシックなデザインです。




          

     少し捻って脱着        小さいけどマルチワッシャー




ローター周り


【左】
・ローター内部にもバランサーがありました。ローターバランスでの苦労が伺えます(ホント?)。ラインローラーのBBを樹脂製ブッシュに代えれば楽になると思いますが・・・。
・タップネジではありますが、その圧力からボスを保護しつつ、ベールを滑らかに作動させています。素晴らしい。一石二鳥。カーディナル301Mでも同じでした。国産でも是非やって欲しい(特許なのかな?)。

【中】
・鉛製のバランサー。スパナを当ててしまうと簡単に変形します。でもすぐ直せます。昔のリールのバランサーの場所は、大体この辺ですね。一番効率がいいんでしょうか?
・ベールアームを取り外すには、ローターの底のメッキパーツから取り外さないといけません。めんどくさい。
・2BBのうち1つがラインローラーに割り当てられていました ((^。^;)ノ。BBが多い上位機種との兼ね合いで、ここは共通にしたのでしょう。ローターバランスは難しい(最近こればっかし)。

【右】
・ハンドルの回転でベールを起こすためのキックレバー。写真右上の先がボディ底部のアーバーにぶち当たります。でも丸く研磨してありません。ただちに問題にならないかもしれませんが、気持ち悪いのでリューターで丸く磨いておきました。ABUのカーディナル301Mも同じです(こちらはローターガードが接着してある(?)ため、レバーも取り外せなかった)。




カム式は分解-組立が楽でえぇわぁ (=´∇`=)


【左】
・ABUカーディナルC301と基本的に同じ機構らしい。05カーディナルと決定的に違うのは、スライダーを支持するシャフトと金属版がないこと。

【右】
・マスターギヤ・オシュレートギヤと金属製のブッシュ。
・マスターギヤのブッシュは左右とも7×11×3mmのBBに換装可能。
・オシュレート・ギヤのブラス製のブッシュは6×8×2.5mm。このサイズのBBが見つかりません(涙)。たまたま東急ハンズで買った6×8×2mmのオープンタイプBBが手元にあったので、手作りワッシャーを噛まして使おうとしましたが、微妙にキツくて入りません ヽ(´~`;)ウーン。諦めます。


◆ギヤの遊び

1)デフォルトのグリスが重たすぎるので除去すると、ギヤの遊びが大きくなりました。もちろん、この個体だけかもしれませんが、気にしすぎではないと思います。

2)とくにマスターギヤ左のブッシュのクリアランスが大き過ぎます。ハンドル軸方向に加えて上下左右にガタつきます。ベアリングに換装すると余計にガタが大きくなりました。

3)そのまま空回ししていると、すぐにゴロゴロしてきました。分解してみると、マスターギヤとピニオンの異常な摩耗はなく、むしろオシュレートギヤの表面がキズがついており、スライダーの1つのカドが摩耗していました。オシュレートギヤに対してスライダーが傾いているようです。これはいかん。


◆遊びを追い込む

1)添付の展開図によれば、ピニオンとピニオンカラーの間にワッシャーが入っているはずが、意図的なのかどうか、実物には入っていませんでした。そこで98ツインパワーのスプールワッシャーの薄い方・厚い方を元に、6×9mmのワッシャーを切り出して入れました。実はオシュレートギヤのBB化に使おうと作ったものです。結構厚くなりましたが、微妙にローターのガタつきは残っていますので、問題なさそうです。

2)マスターギヤ左右をベアリング化。ただし、これ自体は遊びの減少に貢献しません。ホントはブッシュを瞬間接着剤でボディと固定するのが簡単でいいかもしれません。
 ベアリングに換装する前に、ボディをよく脱脂してブッシュを入れ、瞬間接着剤を1-2滴垂らします。それが乾いたら、ハンドル穴-ブッシュに木の棒をあてがって木槌で叩いて外します。ブッシュは脱脂しない方が吉。ガッチリ接着されると外せなくなり、ボディが割れたりします。要はベアリングが動かないようにきつくしたわけです。結果、ハンドル軸方向・上下左右の遊びは減りました。でも何度も組み直したせいか、ちょっとギヤがゴロゴロしてしまってます (;´д` ) トホホ。

3)キズの除去も兼ねて、オシュレートギヤ表面とスライダーの裏側を鏡面加工。rreelさんを参考にしました。


◆暫定的結論

1)ボディとボディカバーでのスライダーの挟み込みがもっと強力であれば、スライダーのオシュレートギヤに対する傾きを防げるかもしれませんが、スライド抵抗が大きくなります。それに現実的に、この部分を改良するのは難しそうです。

2)ボディとスライダーの間の隙間を小さくすることも考えられます。手製のワッシャーをオシュレートギヤのブッシュ下に入れて、ギヤを持ち上げるのも一つの手かもしれません。

3)オシュレートギヤのピンに薄いワッシャーを入れる方法も良さそうです。ただしスライダーがシャフト支持されていないものは、スライダーが(もっと)暴れそうな気もします。

4)05年モデルのカーディナルやアプローズで採られている、スライダーのシャフト支持は大きな進歩だったのではないかと感じています(シマノのナビなどはシャフトが2本のようです)。この機構で中上位のグレードが欲しいです。

5)そこでABUの05カーディナルの上位機種(?)の503ALBを買ってみました。なんと9BB+1RBとは、カム式にしては多すぎる気もしますが・・・どないなってはるんですやろか?  



2006年01月15日

初めてのABU

 ルアーを始めたのは小学5年生でしたが、投げるために池に行ってただけでした。釣りとしてのスタートは10年近く後のことでした。しかし、な~んも調べずにやってました。初バスなんか、小学生の頃のグラスロッド×ナイロンライン×ラバージグでしたから。
 まして、バス釣りでは脇役とされていたスピニングリールの選択など・・・



アブですよね(笑)

 初めての「ABU」、カーディナル1052F。友人が隣で爆釣していたスプリットショットやジグヘッドをやりたくて。ロッドはリョービの5千円くらいのペナペナ。ナイロン2ポンド。完全にトラウトと勘違いしてます。アタリは全く伝わらなかったけど、青野ダム(兵庫県)でミニチューブの落とし込みで連発したなぁ・・・。



あ 日本製だ

 デフォルトで5BB(ムダとは知りつつ6BBに増設)ですが、ギヤはゴロンゴロン。スプールを上に向けて巻いてはいけません。中身が下にズレます。お尻から出ちゃいます(ウソ)。ナマコかいな。
 それにスプール径が42mmなのに、激重・350g。ジギングリールかいな。

 でも、昔はこれで釣ってたんだよナー(汗)。現行カーディナルをみると隔世の感があります。  



2005年12月24日

“ツインステート”その2 ABU301M

 釣具屋に3つ在庫があったので、散々撫で回し・・・結局、買ってしまいました「(^^;) 。



アブガルシア カーディナル 301M
アブガルシア カーディナル 301M


 いろんなリールに似ているのは置いといて。微妙なところで損しているものの、全体として立派な出来だと思います(偉そうやな(`ー´)エッヘン)。とくに小さい番手は、剛性を気にせずにすむので、樹脂ボディの軽さを素直に喜べます。オススメかもしれません。これで5千円アンダーですから。でも安いのにガタガタいうなってのはキライです。これからも頑張って欲しいです。




【左上】このネジは粗野ですな~(^^;)。まっすぐはめられた個体を選びたい。
【右上】お尻のプロテクターを外せば、グリスを注入するための穴が空いています。ギヤは見えません。
【左下】ローラー支持部とベールの接続部分。いかにもラインが引っ掛かりそうな姿をしています(″ロ゙)キャー。先端恐怖症か(汗。
 でも実際にラインを巻いてベールを返してみると、ここにラインが引っ掛かるという事態は起きそうにありません。ベール本体がローラー支持部の横から出ているので、現在のシマノやダイワのベールとは違い、機能的には従来の丸いラインローラーと同じです。なんだ、マネした意味ないじゃん。ただ尖っている分、心理的にプレッシャーがあるだけです。
【右下】おそらく羊毛製のシングルワッシャー。塩抜きするには、ワッシャーを取り出しやすいワイヤーバネが吉(=´∇`=) 。




さっそくバラしてみました(ビョーキですね)。



こういうの自分でやってみると大変ですね(;´・`)> ふぅ


【左上】マスターギヤの左右①②、オシュレートギヤにベアリング③。ちなみにピニオン後部は直擦りです。ちょっとヤかな。あと、オシュレートのスライダーはシャフト支持されています。
【右上】マスターギヤは意外に小さい(?)。オシュレートギヤは結構大きいです。S字カムのスライダー。
【左下】たぶんブラス製のブッシュが。丁寧な作りで滑らかな作動です(=´∇`=) 。素敵です。
【右下】ラインローラーにもベアリング④。ラインローラーは銀色ですが、おそらくブラス製。アームカムにはめられたブラス製のパーツは取り外せませんでした。圧入か?

 あと、写真にはありませんが、クラッチも小さいけど丁寧な作りで遊びはありません。この前部にベアリングがあります⑤。これで5BB・・・あれ?1個足りない(汗。もしかしてハンドルノブですか?豪勢ですな。


 最後にもう1つ。メッキパーツをボディに固定する際に、ダボを焼き潰して出たと思われる黒い樹脂のバリがいくつか出てきました。常識人は買ったリールをすぐにバラさないでしょうから、ここは改善してほしいものです。  続きを読む



2005年12月22日

“ツインステート”

 05カーディナル、煩悩は克服されました。詳しくは別の場で。
 改善されると良いナー(?)。  続きを読む



2005年11月05日

Mamiya-OP APEX700

 今は亡き、マミヤOP。かつてバスプロ・今江克隆氏が開発に関わった、マミヤさんの最上位機種のリールです。うん、いまみても結構かっこいいですなぁ。カッコでこちらを選んだのですが、釣具店では、トーナメントXiAを強く勧められました。


 それもそのはず、釣具店の方はご存じだったのでしょう。はっきりいって古い設計のリールで、技術的なレベルはダイワやシマノにはとても敵わないリールです。田崎釣具店(現・KONKY)、いいお店でした。
 ボディは、ミッチェルを思わせる弁当箱+フタ型のアルミダイキャスト製。ピニオンはボディに直擦りです。でも精度は高いのか、さほど回転は重くなく、不規則な挙動もありません。さすがはカメラメーカーといったところでしょうか。
 シマノの2000番クラスで265g。今ではやや重い方ですが、結構好きでしたし、ダイワのトーナメントZiAを買うまでは、バス釣りでの愛機でした。

 よくいわれることですが、だんだんハンドルノブが「ねりけし」のようにベタベタして溶けていきます。写真は、クレーム扱いでのハンドル交換がマミヤに断られたため、代わりに実費で木製に交換させたスペシャル仕様です。実は、すでにマミヤOPが解散すると発表されてからのことです。
 ついでにメンテも依頼したのですが、ずいぶん回転が重くなって返ってきました。それ以降、未使用で3年ほど経って分解してみると、ろくに清掃もせず、グリスをむやみに詰め込んでありました。ボディの隙間からグリス&オイルが漏れてくるほどでした。
 末期の組織の仕事はこういうものかと感慨深いものがありました。  



2005年10月05日

ABU Cardinal 33

 ABUのカーディナル33の2度目の復刻版です。この2度目の復刻の方がよい出来だとか(嬉)。


 かなり精度の高い設計・製造なんでしょう。回してほとんどブレがありません。ウォームギヤも滑らかな回転に貢献していると思いますが、とてもカッチリした作られている印象です。これは・・・ゆっくりただ巻きする釣り、やはりトラウトでしょう。とてもマッチするのではないでしょうか。
 また、全体重量が軽いことに加え、スプールが樹脂製でリールの前方が軽くなり、前後のバランスが良くなっているようです。また、スプール径は44mmあり、実はシマノの現行2500番クラスに相当します。キャスティングはしやすいのではないでしょうか。
 さすがに「スズキ」には非力でしょうが、さしあたり湾岸シーバスにも持ち出してみようと思います。

 しかしラインを巻くというリールの基本的な部分で致命的な欠陥が・・・酷い後ろ巻きでした(;´Д`)。血迷ってそのまま使えば、モシャッ!!!ラインを全部まとめて吐き出してくれたことでしょう。下巻きを超・逆テーパーにしてもダメでした。少なくとも私の個体はデフォルトでは全く使い物になりまへん。

 調整が必要です。竹中さんのHPに習い、メインシャフトを削ってスプールを少し後方に下げました。正直いって勇気が要る難儀な加工でしたが、あのような酷い後ろ巻きに悶々としているよりマシというものです。まぁ、どうにか上手に削れました(ホッ)。

 ベールアームのラインローラーでない方のボルトです。写真左の異常にデカいネジの頭は、ベールやローラーのカウンターウェイトでしょう。う~ん・・・ちょっとネジ部分が細すぎやしないか?いや自分のせいか。締めすぎてネジ切ってしまいました(;´Д`)。


 あとは、ホント文句ありません!いい機械です。

 詳しいスペックはこちら。  続きを読む



2005年09月22日

ABU444A

 ABU444Aです。ヤフオクで衝動買いしてしまいました。よくわかりませんが、No.107100。

 おそらく一番ポピュラーなアブのスピニングは、二度も復刻されたカーディナル33のシリーズでしょうか。
 私も持ってます、復刻版(ピュアフィッシング・ジャパン)は、え?と思うほどガタがなく、非常に精度が高い印象をもっています。加えて、もともとウォームギヤは滑らかな特性だそうです。でもギヤの巻上力には弱点がある(ギヤについては、アブマニアさんを参照)。シーバス用としては、カーディナル33では小さすぎるかもしれません(?)。まぁ少なくとも「スズキ」用だと。私には縁がありませんが(;´Д`)。
 そこで、一つ大きなサイズ、同・44が安くなってないかナーと探しつつ、でもウォームギヤだしナー…とウジウジしていたところ、それなりに年季が入った444Aを見つけてしまいました。

 

 ウォームギヤより古いですが、効率は良いはずの「フェースギヤ」。でも手元に届いて回してみると不可解なガタがありました。

 ナヌー!?(#`Д´)

 オールド(?)だしねぇ。仕方ないか。分解して調べてみると、以前のオーナーがローター外したとき、うっかりハンドルを回したのでしょう。ピニオンの歯が一部つぶれていました(;´Д`)。
 けれども不幸中の幸いかな、つぶれていたのは歯の前方(スプール側)だけだったので、デザインナイフで原寸より歯の幅が大きくなった部分を丁寧に削っていきました。ふむふむ?意外に柔らかい金属でスムーズに作業が進みます。なんだろ。亜鉛合金でしょうか?
 幸いフェースギヤは無事なようです。組み直してゆっくり回すと、おぉ!滑らかだし、ギヤがしっかりかみ合った感触です(見た目にもね)。いいですねぇ。これ。

 しかし。普通に回してみると、

    ・・・ (;´Д`)

 今度は強烈な回転ブレ。空回ししてると乗り物酔いになります(ウソです)。
 ローター内をみると、異常に大きな肉厚部分があるのがわかります。ラインローラー+アームカムのカウンターウェイトだと思われます。だけどどうでしょう?ベールアーム自体の重量を考えてないようなバランスに思えます(間違ってたらゴメン)。
 後のカーディナル3/33/4/44がラインローラーの反対側に、ばかでかいボルトを取り付けた理由ないし経緯が分かった気がします。
 ちなみに、カーディナル3/33については、このボルトのネジ部分が細いので、分解-組立の際は要注意。私は締めすぎて、捻り切ってしまいました(;´Д`)。でもピュアフィッシングにパーツは在庫しており、このたび無事に入手できました。一安心。

 そこで、写真のように調整してみました。でも空回しでは、まだブレが気になります。ホントは、追加ウェイトをローターの外に貼り付けたいところ。改善の余地あり。


 でも釣り場では、ルアーの引き抵抗に加え、リールを試したA橋下で流れが速かったこともあり、回転ブレは気になりませんでした。
 また、ナイロン2.5号だったのですが、スプール径がデカい(ダイワの3000番くらい)ためか、あまり撚れません。ラインローラーは樹脂製ブッシュが入りですが、これが効いていたかはわかりません。
 とりあえず、釣り場では全く問題なく使えました。え?海水で使うな?メンテにはマメですし、もし錆びても平気です。これは使えます。

 少なくとも個人的には、このサイズ(カーディナルだと4/44)なら、ウォームギヤより444Aのフェースギヤが合理的だと思います。 運良く、まともな値段でギヤなど、手に入る交換パーツを購入できましたが、十分ではありません。

 ローターの回転バランスを再設計して復刻してくれんかなぁ。無理かなぁ。  続きを読む



2005年09月01日

ミッチェル310UL 2005/8/31

 下の写真・左のミッチェル310ULですが、意外にも結構いけます。リールへの愛着を規定する(していた)のは、必ずしもスペックだけはないということを(追)体験した次第。

 このミッチェル310ULは、ベールスプリングの巻き数を多くした耐久性のあるスペアを竹中さんに譲っていただき、換装しています。スプリングが少し強力になるため、ベール返りが軽くなる傾向は確かにありました。実釣中、疲れてくる → キャスティングがドアスイングのようになる → リールが上下に大きく振られる → その勢いでハンドルが回転してベールが返ってしまう → 高切れ(;´Д`)という危険は若干大きくなりそうです。ただし、感覚的表現なので半分ウソだと思ってください(汗)。念のため。

 あと、このリール、右手が疲れません。竹中さんに聞いてみると、リールの脚が細いためと、業界では「振りバランスが良い」とかいうそうですが、重心が後部寄りにあるため、どうもキャスティング直後に右手・右腕が踏ん張って修正しなくて済むみたい。いいですわぁ。いや、正直にいうと頼りない感じは否めませんが。

 ちょっと強引かも。リールの重心が後部寄りという点では、3000番のボディ×2500番のスプール、クロスギヤより後部にウェイトがあるS字カム式・・・そう、意外にもdaiwaセルテート2500Rに近いものがありそうです(割と本気)。2500R、投げやすくないですか?このリール、技術的にも心理的にも、あたかもパソコンのように分解しづらく、“機械いじり”の楽しさを欠いているのですが、比較的迅速なアフターサービスとのパッケージでみると(もう少し安ければね)、最高に優秀なツールだろうと思います。正直、使っていて一番楽なリールです。
 でも、「愛着」って感じとは少し違うんだけれど。 こりゃ無いモノねだりか。はい、ごめんなさいよと。