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2005年09月30日

2005/9/28 江東区運河→隅田川

 釣行の前々日、キャスティング八幡山で、30周年記念の福引きをやったら、1等賞!これまでの懸賞人生で一番大きな賞でした。喜んでいいんだか(;´Д`)。
 細かいパーツ注文でもいつもお世話になっています。いやぁ、いい店だ。 
 もらったクーポン券で、邪道の新製品、メテオストライクとやらを買いました。このほか、最近やりだしたフライのため、スプライスニードル(付きのラインカッター)を買ったんだけど、これミシンの針じゃねーか?ちょっと高くねーか?

 福引きで気をよくしていたので、長潮でシブそうなのに出かけました。事前情報では隅田川は調子悪そうなので、江東区の運河に行きました。

18:00-19:00 江東区運河 下げ3分?
 この場所で、また長潮にしては、流れがあった方だと思います。潮色はクリア。
 ここは浅いのでTKLM90やアスリート7Sなどを投げますが、反応無し。

 メテオストライクを投げてみました。実際、泳がせたら相当左に曲がって泳いでいきました。アイで調整しましたけど、第一印象は最悪です。
 私が買った2個だけがそうなのかもしれませんが、このルアー、ちょっと作りが悪いです。ベリー側のパーティングラインを削る際に、左側面に傾いて削られてます。背中側はちゃんとしてました。ハイピッチ系の動きというんでしょうか。なんだかクリクリした感じで動くミノーのようですが、まだよくわからりません。釣れるらしいんだけど・・・

 流れが効いてこないので、動きの大きいCD7に換えて3秒ほどカウントダウンして引いたら、すぐにセイゴがヒットしました。テールフックのアイが壊れやすいので使わなかったのですが、ちょっと見直しました。いつものように抜き上げようとしてバラし。バーブレスとはいえねぇ・・・あわせが弱いんかいな?
 その後、連続してコンコンと当たりがありますが、全部小さい奴で乗りません。いつもの墨田川の方が気になってきたので、移動。

19:30-21:30 隅田川
 調子の悪い隅田川。誰もいません。あれ?潮がかなり引いちゃってる?他のところ探すかな・・・  



2005年09月28日

LOOP blue line 8'2 #2-3

 韓国製、逆並継ぎ。
 誤解を恐れずにいえば、一昔前だと典型的な安物ロッドの指標ですな。

 カーボン×クリアブルーの塗装が異常に好きなんです。今は亡きス○ーツ○ウルス系列のヴァ○パーデ○イン社のバスロッドが同じカラーでした。実は8本も持ってます(アホ)。倒産してから叩き売られたものが多いです。


 反発が比較的シャープでパワーもある今風の感じです。低番手ですが、キャスティング初心者でも投げやすかったですし、飛距離もコントロールも出しやすいと思います。
 バットに記されたスペックでは#2-3ですが、ティムコのカタログには#3-4とあります。実質的にはどうにか#5もいけそうな雰囲気です。スペックではグラスが2%を含まれているようですが、感度はすごく良好ですね(!)。このブランクでメバルロッドを作ったらすごく面白そうです。
 同社ブルーラインにはSWシリーズもあり、短め目の強いロッドが多いようで、次の1本として注目しています。
 全体としての雰囲気はすごく好きです。だから買いました。

 ただし、細かな仕上げについては、う~ん・・・やはり同価格帯の国産品に比べるとはっきりいって見劣りします。
 お店の方は在庫の中でいい1本を選んでくれましたが、それでもガイドのエポキシがブランクに所々付着していたり、ガイドのスレッドは割と綺麗に巻いてあるものの、1カ所尖った突起が出ていたりしました。また、2カ所のジョイント自体はしっかり精度が出ていますが、その部分の補強のために巻き足されたカーボンシートの端の処理が雑だったり。こういうのは国産品ではないよナー。せっかくのブランク(感触・デザイン)なのに、ツメが甘いんだよナー。この点はもう少し頑張って欲しいです。

 しかし、お店の方にお世話をかけて選んだ1本で、すでに愛着があり、最初からデザインに惚れた弱みもあります。こうなったらガンガン練習して実釣しまっせ。  



2005年09月24日

2005/9/23 多摩川 丸子橋

 3連休ですが、2日目から台風が来るそうです。連休初日。迷いましたが、初のフライキャスティングの練習に行っておくことにしました。練習と割り切るのは勇気がいるもんです。

 16:00頃、丸子橋に到着。ブラックバスやシーバスのポイントですが、鮎が落ちたのでシーズンではないそうです。当然汽水なのでしょう、結構ボラが跳ねていました。

 初のフライ・キャスティング。本にあるように、最初はフライは付けずにやりました。たくさんの人が後ろを通っていきます。スペースが足りません。また予想通り、フライラインがどのように扱われ、飛んでいくのか、イメージがつかめません。なるほど、先人の言う通り。こりゃ、釣りになるハズがないよナー。でもね、中州の馬の背でたまにボイルが・・・さっそく禁を破ってフライを付けて投げましたが、ぜ~んぜん届きません。結果として3つほどフライを無くしました。危ないね。

 ふにゃふにゃしながらも、ようやく10m弱ほど飛ぶようになったでしょうか(?)。暗くなってきたので帰ろうと駐車場(18:30閉鎖)へ向かう途中、1人のフライマンがボラを狙っておられました。初めてなんだけど厳しいもんですね、などと話しかけると、キャスティングをみてもらえることになりました。いやぁ、親切な人だ。いわく、私は手首だけで投げていると。手首を使わない。忘れてました。また「11時-1時」が基本とよくいわれるが、「11時間-12時」と思う方がいいとか。キャスティングの技術的にも、あまり飛ばそうと思わない方がいいとか。
 その方は、私のタックルで投げてみてもくれました。

 ・・・ふ~む。

 そうですか。フライって意外に飛ばないもんなんですね。いや、その方に失礼なことを言ったのではありませんで、フライの飛距離に対する私の期待が大きすぎたのです。そりゃぁ、実質#4(表示#2-3!)のロッドでDTですしね。ということは、私も全く飛ばせないんダーと落ち込み、沈み込むほどではないようです。まぁ、少しだけ安心しました。ちなみに、このポイントではフライでボラや鯉がかかるそうですが、その方は#6を使っておられるそうです。私のタックル、いくらなんでも丸子橋では非力すぎ。もう少し上流、そうねぇ・・・今度は調布あたりにしてみましょうか。

 今後の私のフライフィッシング。買った道具からすると、脚で釣る方向に展開せざるをえないようです。・・・大丈夫か?  



2005年09月22日

ABU444A

 ABU444Aです。ヤフオクで衝動買いしてしまいました。よくわかりませんが、No.107100。

 おそらく一番ポピュラーなアブのスピニングは、二度も復刻されたカーディナル33のシリーズでしょうか。
 私も持ってます、復刻版(ピュアフィッシング・ジャパン)は、え?と思うほどガタがなく、非常に精度が高い印象をもっています。加えて、もともとウォームギヤは滑らかな特性だそうです。でもギヤの巻上力には弱点がある(ギヤについては、アブマニアさんを参照)。シーバス用としては、カーディナル33では小さすぎるかもしれません(?)。まぁ少なくとも「スズキ」用だと。私には縁がありませんが(;´Д`)。
 そこで、一つ大きなサイズ、同・44が安くなってないかナーと探しつつ、でもウォームギヤだしナー…とウジウジしていたところ、それなりに年季が入った444Aを見つけてしまいました。

 

 ウォームギヤより古いですが、効率は良いはずの「フェースギヤ」。でも手元に届いて回してみると不可解なガタがありました。

 ナヌー!?(#`Д´)

 オールド(?)だしねぇ。仕方ないか。分解して調べてみると、以前のオーナーがローター外したとき、うっかりハンドルを回したのでしょう。ピニオンの歯が一部つぶれていました(;´Д`)。
 けれども不幸中の幸いかな、つぶれていたのは歯の前方(スプール側)だけだったので、デザインナイフで原寸より歯の幅が大きくなった部分を丁寧に削っていきました。ふむふむ?意外に柔らかい金属でスムーズに作業が進みます。なんだろ。亜鉛合金でしょうか?
 幸いフェースギヤは無事なようです。組み直してゆっくり回すと、おぉ!滑らかだし、ギヤがしっかりかみ合った感触です(見た目にもね)。いいですねぇ。これ。

 しかし。普通に回してみると、

    ・・・ (;´Д`)

 今度は強烈な回転ブレ。空回ししてると乗り物酔いになります(ウソです)。
 ローター内をみると、異常に大きな肉厚部分があるのがわかります。ラインローラー+アームカムのカウンターウェイトだと思われます。だけどどうでしょう?ベールアーム自体の重量を考えてないようなバランスに思えます(間違ってたらゴメン)。
 後のカーディナル3/33/4/44がラインローラーの反対側に、ばかでかいボルトを取り付けた理由ないし経緯が分かった気がします。
 ちなみに、カーディナル3/33については、このボルトのネジ部分が細いので、分解-組立の際は要注意。私は締めすぎて、捻り切ってしまいました(;´Д`)。でもピュアフィッシングにパーツは在庫しており、このたび無事に入手できました。一安心。

 そこで、写真のように調整してみました。でも空回しでは、まだブレが気になります。ホントは、追加ウェイトをローターの外に貼り付けたいところ。改善の余地あり。


 でも釣り場では、ルアーの引き抵抗に加え、リールを試したA橋下で流れが速かったこともあり、回転ブレは気になりませんでした。
 また、ナイロン2.5号だったのですが、スプール径がデカい(ダイワの3000番くらい)ためか、あまり撚れません。ラインローラーは樹脂製ブッシュが入りですが、これが効いていたかはわかりません。
 とりあえず、釣り場では全く問題なく使えました。え?海水で使うな?メンテにはマメですし、もし錆びても平気です。これは使えます。

 少なくとも個人的には、このサイズ(カーディナルだと4/44)なら、ウォームギヤより444Aのフェースギヤが合理的だと思います。 運良く、まともな値段でギヤなど、手に入る交換パーツを購入できましたが、十分ではありません。

 ローターの回転バランスを再設計して復刻してくれんかなぁ。無理かなぁ。  続きを読む



2005年09月22日

2005/9/21 隅田川

19:10-20:30 中潮 満潮~下げ3分 隅田川水門前→○○橋下→シャロー→A橋下→△△川(流れ込み)

 昨日の隅田川は、東から風が吹き、よ~く流れてました。しかし、水門、○○橋下では反応ありません。

 デカ目のボラが跳ねたのをきっかけに、スーツ姿のアングロサクソン系(?)の方が話しかけてきました。

 「大きいですか?」
 "That is BORA."→ 外道だといいたかった。
 「魚には詳しいんだけど、BORA…知りません。何を釣ってますか?」
 "SUZUKI"
 「スズキ、美味しくないですか?食べませんか?」
 "こんなところの魚はおいしくないよ"→ 日本語やん
 「あぁ~。子どもの頃、よく釣ったけど、ビーチでした。」

 最後に「頑張ってください」と声をかけてもらい、上流のシャローへ向かいました。流れはいいはずですが、すごくクリアで塩味も少し薄い気がします。昨日の雨が影響しているのでしょうか?こんなとき、いい思いをしたことがありません。場所が違うんでしょうね、たぶん。

 係留船の際にアスリートミノー7Sを投げ、下げ潮に強く流されるのを利用して、もろに船の真下をくぐらせると、おぉ!40cmくらいがヒットしました。
 流れが強いせいで、魚の引きはそれほど感じません。今日こそ写真を撮ってやる…とネットを出そうとするのですが、なかなか身体から外れません。ようやくネットを起こした瞬間、魚はジャンプしてバレてしまいました。う~ん下手くそ。こうなったら、ジャンプしてバレないような大きいのを“ガシッ”と掛けたいもんです。

【タックル】
 風神号86ML・フライハイ&TPmgC3000DH改(魚運ないか?)、ファイアーライン1.2号、バリバス・フロロリーダー20lb。

*あと、ABU444Aをテストしました。インプレはタックルのカテゴリーへ。  



2005年09月19日

谷山商事 GRAIN COUSE #3

 谷山商事(バレーヒル)のクーゼ。値段の割に良くできていると評判のようですが、私もそう思います。

 リールフットの「GRAIN」のシールの下に「KOREA」と印字があります。パーツも韓国製か?ちょっとわかりません。すぐ壊れるといったイメージは一昔・二昔のものですが、これも普通に立派なものです。

 フライリールの実釣上の機能は糸の収納とドラグですね。常時リールを巻いているルアー釣りとは違います。リールチューンにハマったからといって、フライリールにまでベアリングを増設したい衝動に駆られてはいけません(^^;)。
 あまり神経質になる必要はないでしょうが、メインシャフト部とハンドルノブ部にはベアリングやブッシュは入ってません。欲をいえば、メインシャフト部に真鍮のブッシュを入れて欲しかった…。いや、いまどきベアリングの方がコストがかからないのかもしれませんが。それでも回転はヌメっとした感触もあって、たいそう滑らかです。精度はきちんと出ていると思います。
 この値段ですがボディは樹脂製ではなくアルミダイキャスト製です。メインシャフトが通る部分の肉厚もそれなりに確保されており、剛性面でも問題はなさそうです。でも、万一ガタついても実釣上の問題はないわけですけれど。

 

 ドラグについては、国内の渓流ではあまり必要でないといわれています。でも、多摩川や荒川、あるいは東京湾奥まで想定してみて、ディスクドラグがいいんじゃないかと思ったのです。
 テフロンワッシャーは3枚入っていました。あれ???添付の展開図より1枚多いみたい。まぁいいか。シマノのドラググリスを塗ってみました。ギヤのグリスと混ざってしまうので、ないよりマシかもしれない、という程度の気休めですな。


 ギヤには、たぶんステンレス製の軸が圧入してあります。良心的といえましょう。ちなみに、購入した状態では、メインシャフトには粘っこいオイルが塗ってあったものの、ギヤには何も塗ってありません。機械的には塗ってから回した方がいいと思います。う~ん…水を汚す可能性も考えなくてはいけないとか、あるんでしょうか?
【追記 2005.10.10】
 よく考えると、メインギヤのステンレス製の軸を圧入すると、ギヤが変形しそうです。鋳込んであるのかもしれません。


 ハンドルノブはボディとの間に樹脂製のワッシャーが入っています。でも、この部分は長く使っていると、おそらくハンドルノブが軸との間で摩耗してガタついてくるでしょう。そのときはブッシュ(内径5mm)を入れたいですね。ノブの寸法には余裕があるし、比較的簡単にできるでしょう。


ちょっとグリスでコテコテ(^^;)


 最後に。ハンドル側中央部のメインシャフトのキャップの中には、クリックドラグの名残でしょうか(?)、バーとピン、そして板バネも仕込まれているようです。この辺りの理由というか、フライリール発展の経緯というか、まだ不勉強でわかりません。どなたかご存じならご教示ください~。ただの飾りにしては丁寧に作っているといえます。でも正直いって、これは全然いらんなぁ。また、実際に試してはいませんが、キャップに別の穴を開け、クリックのバーを伸ばして取り付ければ、クリックドラグ(もどき)仕様になるのかもしれません。

 スペック等については、こちら。  続きを読む



2005年09月17日

「貴族の釣り」(誤解・曲解・暴論アリマス)

 朕もやってみたいぞ。

 フライフィッシングについて、いろいろ調べ始めました。そうですねぇ。他の釣りでは通じないような、閉じた用語が多い気がします。確かにルアーよりキャスティングなんか難しそうですが、ちょっとね。
 まずは一通りの道具を揃えようと。い…いやぁ~いいお値段しますな。やはり年齢層がルアー釣りより高いせいでしょうか。
 ロッドやリールも、シックだったりキンキラだったり、きれいです~。その貴族っぽい雰囲気に、正直いって魅力を感じたりもします。でも最近は「リバーランズ・スルー・イット」とか、アメリカンなイメージよね?

 誰の釣りであるべきや?そんなもん、よせばいいのに考えてみました。
 「貴族」と「釣り」の組み合わせといえば、キーワードは「生活のゆとり」。いきなりですがね、解題すれば、「社会階層」と「時間」でしょうか(汗)。

 ヨーロッパ市民革命の原動力となった新興中産階級-商人は、近代産業社会の担い手たる「自律的な市民」の体現者というより、革命後は貴族の生活を模倣する向きがあったそうな。
 その1つはゴージャスな生活。衣装、装飾品、住居、パーティなどに象徴されていたのは、政治的・経済的な権威でした。
 もう1つは自由時間。かつての貴族は、戦闘の義務を負う代わり、平時は労働せず、統治者/勇者たる知識・教養の獲得-洗練された人格の形成に専念する特権が与えられたのでした。
 近現代では、それは労働せずに地代で生活すること。それがかなわぬ多くの人々。
 専門的・技術的な技能を獲得した階層は、その仕事の知的営為に人格的要素を見出しつつ、その対極に単純労働者を位置づけることで自尊心を調達しました。少なくとも原理的には、彼らの仕事は提供した時間に対価が支払われる労働ではない、という性格をもちます。そのことは彼らの自負心にも適い、そこに時間を投入させる一方、それに束縛されない自由な時間を渇望する自分(ex.宗教的生活)との間で葛藤を生じさせました。
 他方、単純労働に従事した階層は、頑強な身体とスレてない精神/魂ともいうべきものを誇り、他の階層の虚弱さを笑い、飾り気のない形容を与えたのでした。しかし彼らもまた、生産活動に自己を組み込ませる時間ではなく、勤務外・休憩に仲間・家族と過ごす自由時間にこそ、自分のアイデンティティを置いたのでした。

 私が経験してきたブラックバスやシーバスの釣りは、会社経営者からフリーター、おじさんから小学生まで、比較的多様な属性の人たちが時間を過ごす場になってます。昨今のブームの所産でもあり、賛否あるやもしれません。でも、みんなやってるでしょう?――食べる目的ではない、自由のシンボル、試行錯誤での思考を楽しむ、そして道具道楽(^^;)。庶民が昔の貴族や金持ちの真似をして喜んでるんじゃない。きっと、多くの人が釣りに行けることが貴重なのだ。

 でも違う視点から。昨今のルアーブームのメディア戦略においては、たとえば「釣果」に「スコア」<スポーツ>、「水揚げ」<漁>といったメタファーが用いられてますが、これは効果的だったろうと思います。幼少時に第1次ルアーブームを経験した人たちの再参加もあるでしょうが、第2次ブームでは、さほど裕福でない(はずの若)者が価格設定に対して付与する意味を、「ステイタス」から「ツール」としての機能性に振らせ、消費者(庶民)の方から価格のハードルを越えさせるような力が働いたのではと想像しています。もちろん、近年のブームで道具もずいぶん技術的に進歩したといわれていますから、メーカーからの歩み寄り(努力)も大きな助けになったでしょうけれど。
 しかし…こう考えてみると、釣りに行かずに道具ばかりが溜まっていく状態は、あらためて不健全だとわかりますな。

 日本でのフライの釣場と市場の規模を考えると、ルアーブームでの戦略が奏功するとも思えませんし、バス釣りがそうであったような、ある種の徹底的な大衆化がいいとも思いません。フライなんかは1人で結構な場所が必要でしょうしね。でもね…店によっては結構閉鎖的だったり、いまだ「貴族の釣り」のシックでキンキラなイメージとか。もう少しでいいから、商品としてのあり方も洗練された、良い道具を買いんですけどね。難しいところです。

 ――で通販で買いました。LOOP のブルーライン8.2f3pcs#3です。ちょっと堅め。買ったお店は、メールでの照会に対して、少し時間はかかったけれど、メーカーに問い合わせて丁寧な回答をくださるなど、ご配慮をくださいました。有り難うございました。あまり実店舗でみかけなかったモデルなので助かりました。これで道具への愛着も増すというものです。うれしいなぁ。
 リールはナチュラムでGRAIN COUSE #3を買いました。これは安いです。もう分解して写真を撮りました(笑)。正直いってフライリールはよく知らないのですが、値段の割に丁寧に作ってるなと思いますね。また今度、インプレを書きましょう。  



2005年09月15日

アピア スパルタス 風神Z ネオンナイト 83L


  風神Z83L・ネオンナイトは、最初に買ったシーバスロッドです。あまり高級品という感じはないけれど、いい竿です。よく粘りますし。PEラインのせいもあるのか、感度も結構いい気がします。私がシーバスデビューした日からよく釣らせてくれました。

 これは仕方ないのですが、細いPEラインだと、どうしても2,3番ガイドに絡むことがあるので、私の場合、スレッドを3-4回、ガイドの脚の前まで巻くように変え、エポキシをやや多めに盛ってみました。今回の釣行(2005/9/14)で絡んだのは計2回。効果はあるかも。あと細いロッドなのですが、太めのスレッドが使われているのが判って安心。いや、これは他のソルトロッドも同じかもしれませんが。

判るでしょうか?


 スペック等については、こちら。  



2005年09月15日

2005/9/14 隅田川→江東区運河

*ログインのタイムアウトで完成稿が消えてしまった。あのなぁ。


 本日は小潮です。先日、潮位不足で攻めきれなかった運河ポイントは日没後に潮位があるはず。
 朝、道具一式をもって出かけました。

 PC画面上、yahooの天気予報では、南西の風10m。

 「・・・」 ← バス釣りで霞ヶ浦の凶暴な東風に散々痛ぶられたトラウマ

 いいことない。やめとこうぜ。

 夕方。帰宅しようと。ちょうど風裏になった駐車場での空気というか、感覚は悪くない気がしました。今日の目的ポイントも風裏じゃん!それに上手い人の釣行記では、台風前など大風の日に爆釣というのをみかけることだし。そうね、様子をみるだけでも行ってみましょうと。
 ところが、昼間ずっとPC画面をみて眼が疲れており、漫然とした運転になったため、気づいたときには、いつもの隅田川方面を走っておりました。

19:15-20:00 小潮 ~満潮~(ダラダラ) 隅田川水門
 う~ん。来てしまったね。ここは風裏でもないはずだけれど、どうしようかな・・・。まぁ、現地の荒れ具合はまだマシでした。
 南西の強風で上げ潮のようにみえます(たぶん)。聞きかじりの知識、潮が壁にぶつかって反転する流れに着いた魚とやらを釣ろうと5-6投しますが、当たりません。こんなん釣れたことないわ(本来のものとは違うかも)。

 「壁際」を釣ることにしました。
 2-3投目。ヒット(おぉ!)。メガバスのZONKでした。
 やれ嬉しや。良かったねぇ。うんうん。ニュールアーでねぇ。ようやく私もみえてきた(なにが?)?ちょっとの間、じ~んとしていた・・・あぅ?魚が護岸の壁から水中に伸びたハシゴに突っ込んできて、

 ガチャガチャ・・・ (音/手の感触)

 あぁ~巻かれて・・・近づいて少しリールを巻くと、近くでバシャッ・・・!!バレてしまいました。40cmくらいでしょうか。PEではなくリーダー(フロロ20ポンド)が切れてました。せっかく魂の入ったルアーも着いてない(;´Д`)――ということは、よくみえなかったけど、魚にかかったまま?バーブレスにしたんだけど、すまん。

 ラインシステムを組み直すのですが、車にライトを忘れて暗くてみえん。PEとリーダーはどうにかしましたが、リーダーは透明でみえにくく、スナップをシングルユニノットにしてしまいました。これが後で落とし穴に。

 再び「壁際」に投げます。
 今度はタイトスラローム(←これです)。3投に1投はラインが欄干に引っかかってしまいます。なんちゅう風や。だから、本当にルアーが壁際を通っていたか、実はわかりません。
 おぁ!またヒット!今度も40cmくらい。
 でもまた・・・抜き上げようと持ち上げたら、バレてしまいました。油断しましたな。今日は写真撮ろうと思ってたのに。

 橋下へ移動。でも強風が河川上を通るらしく、ちょっと釣りになりません。すると・・・

 ボチャッ(ドボッ)!

 リールのベール返り?あぁ・・・レンジバイブがない!スナップから切れてました。ユニノットがいけなかったか。
 当初の目的地に移動することにしました。

20:30-21:40 ~満潮~(ダラダラ) 江東区運河××橋下
 考え通り、邪魔になるような風は当たらず。潮位はあるが流れもない。ただ、船が通るせいなのか?濁りが入っているようです。
 IBミノーと、個人的にも先日実績を上げたアスリートミノーを、計20投ほどしましたが、反応無し。このポイント、IBミノーにはちょっと浅すぎ。今度リアル系をテクトロで試してみたいですね。

 「釣れますか?」
 ん?お揃いのつなぎを着た2人に声をかけられました(汗)。正直に「全然だめです」と応じましたが、釣り人がポイントの様子をみにきたのか?あるいは・・・

 素直にあきらめた帰り道。いつものようにタクシー溢れてます。場所によっては2車線が埋まって渋滞。新宿では当たり前のようですが。規制緩和-自由競争もよろしいが、本当に社会的能率に貢献しているのでしょうか?
 疲れてしまい、何度か道を間違えて、23:30頃帰宅。

【タックル】
 風神Z83L・ネオンナイト&セルテート2500R、ファイアーライン1.2号+バリバスフロロリーダー20ポンド。  



2005年09月14日

03ツインパワーMgC3000DH・改

 この03ツインパワーMgC3000DH、こんなの本当はありません。いわなくてもわかるでしょうが、元々はC3000です。購入前からいろいろ悩み、またお世話になり、今の姿に至っています。
 まずドラグについて。C3000はマルチワッシャー仕様、2500S2500SDHはシングルワッシャー仕様です。
 他方、ダブルハンドル仕様は2500SDHのみ。結局、ダブルハンドルを別に買いました。元のシングルハンドルは未使用のまま、ヤフオクの紹介で岩手に嫁いで行きました(良かった良かった)。

 シマノの01・02・03モデルは、「スーパースローオシュレーションのせい」で、バックラッシュが多いと評判が悪かったのですが、う~ん、どうでしょう???フェザリングをせずに、たわんだラインをふわふわ巻きつけてもねぇ。スプールの扇動が少ないため、ローターのブレも少なく、ノイズは軽減されていると思います。個人的には、スーパースローでも良かったと思いますが、中間ギヤに象徴的なように、それを実現する設計者には苦労があったかもしれません。02ツインパワーを受け継いだのは、05バイオマスターですが、「スローオシュレーション」になってます(ありゃ)。

 02TPはともかく、03TPMgは、淡水用の01ステラFWを除き、シマノの2500番クラスで最軽量という、傑出した点があります。それに加え、マスターギヤ、ピニオン、クロスギヤ、スプール軸がアルマイト加工されており、非常に滑らかな回転になっています。私の個体はスプールを上にすると、その重さだけでハンドルが回転します。よくみてみると結構いいモノなんですが、もっともな批判やお門違いな不平を含めた、02TPへの悪評に覆い隠されてしまった感があります。あえていうなら「悲運のモデル」。安くなっていれば買いでしょう。よしよし。可愛がってやるからな。

 シマノの02・03の2500番サイズ以下のモデルは、クロスギヤ前部のブッシュをベアリングに交換できません。中間ギヤが邪魔になるせいです。純正のブッシュも干渉しないように切り欠いてあります。
 そこで、クロスギヤとブッシュの間に、98ステラ5000の「クロスギヤ軸調整ワッシャー」(部品番号35番)を入れてみました。感じさせられるノイズの1粒1粒が細かくなったような・・・気がします。ブッシュとクロスギヤを直接させるよりも、間に入れたワッシャーの直径が小さいことがノイズの軽減に奏功しているのだと想像しています。ただし、トータルの摩擦の大小なんて知ったこっちゃありません(汗)。
 また、境港を参考に、05ツインパワーのベールアーム+アームカムに交換してあります(お世話になっております)。そんなにお金はかかりません。



 C3000のスペック等については、こちら。  



2005年09月01日

2005/8/31 隅田川

18:30-21:00 中潮 満潮から下げ7分 墨田川○○橋・下流側→上流側→下流側
 水門近くで水が澄んでいるのが確認でき、もう下げているだろうと、○○橋北の上流側から釣り出したが、すぐにまだ上げているのに気づきました。本当、わかりにくい。で、狙っていた魚は、下流側に入ったスーツ姿のサラリーマンに釣られてしまいました。仕方ないので上流に釣り上がり、マーズ32キウイカラー+3/32OZジグヘッドでテクトロ、35cmmゲット。これはセコい!中央大橋上流に戻り、レンジバイブのグローチャートでスレがかりだが、明らかな食い上げバイトで45cmくらいの良い魚。私には珍しく、下げ潮での釣果でした。

 一応釣果も出たことだし。

 余裕をかまし、リールを05バイオマスターに換えてミッチェル310ULをデビューさせ(本当はこれがやりたかった)、再び△△橋下まで釣り上がるも、潮止まり×上流での強い流れ&濁りで断念。夜半に釣れている情報があるみたいだけど、それは上げでの釣果なのだろうと納得しています。いっぺん定石通り、下げの流れの中でガンガン釣り揚げてみたいのですが。
 いまさらですが、ミッチェルについてはこちら。  



2005年09月01日

ミッチェル310UL 2005/8/31

 下の写真・左のミッチェル310ULですが、意外にも結構いけます。リールへの愛着を規定する(していた)のは、必ずしもスペックだけはないということを(追)体験した次第。

 このミッチェル310ULは、ベールスプリングの巻き数を多くした耐久性のあるスペアを竹中さんに譲っていただき、換装しています。スプリングが少し強力になるため、ベール返りが軽くなる傾向は確かにありました。実釣中、疲れてくる → キャスティングがドアスイングのようになる → リールが上下に大きく振られる → その勢いでハンドルが回転してベールが返ってしまう → 高切れ(;´Д`)という危険は若干大きくなりそうです。ただし、感覚的表現なので半分ウソだと思ってください(汗)。念のため。

 あと、このリール、右手が疲れません。竹中さんに聞いてみると、リールの脚が細いためと、業界では「振りバランスが良い」とかいうそうですが、重心が後部寄りにあるため、どうもキャスティング直後に右手・右腕が踏ん張って修正しなくて済むみたい。いいですわぁ。いや、正直にいうと頼りない感じは否めませんが。

 ちょっと強引かも。リールの重心が後部寄りという点では、3000番のボディ×2500番のスプール、クロスギヤより後部にウェイトがあるS字カム式・・・そう、意外にもdaiwaセルテート2500Rに近いものがありそうです(割と本気)。2500R、投げやすくないですか?このリール、技術的にも心理的にも、あたかもパソコンのように分解しづらく、“機械いじり”の楽しさを欠いているのですが、比較的迅速なアフターサービスとのパッケージでみると(もう少し安ければね)、最高に優秀なツールだろうと思います。正直、使っていて一番楽なリールです。
 でも、「愛着」って感じとは少し違うんだけれど。 こりゃ無いモノねだりか。はい、ごめんなさいよと。